社員インタビューInterview

逗葉新道店キッチン/伊藤 和明

1997年中途入社

伊藤 和明

逗葉新道店キッチン

入社までの経緯を教えてください。

入社までの経緯を教えてください。

茅ケ崎出身 元々は食品の卸しの会社に勤めていたという伊藤さん。134号線沿いのレストラン等は毎日納品に来ていたそう。納品先であったマーロウ秋谷本店は、大体毎日最後の納品先で、いつもチーフやマスターから声をかけられていたとのこと。
いつも行くと、料理長から可愛がってもらえ、何か食べさせてもらい、いろんな話をしていた。次第に仕事の話しをしていくようになり、うちのレストランに来なよと誘われるようになった。

学生の頃から元々飲食はやりたいと思っていたが、特別調理の勉強をしているわけではなく、経験があるわけではなかった。
そんな中でも気に入っていただいていたのか、懇意にチーフから何度も誘ってくださり、24歳の時に働きます。とお答えしました。
入社する前は、空いた時間で前の海でサーフィンやりなとか、結構いい事ばかり言われました。(笑)
ちょうど結婚を予定していたので、転職するタイミングとしても良いのかなと思いました。
当時マーロウのプリンが有名になっていったぐらいの時で、チーフとマスターの雰囲気に惚れ、入社しました。
働きはじめた頃のこと、また働いている時、どんな事を心がけていますか?

働きはじめた頃のこと、また働いている時、どんな事を心がけていますか?

マーロウで働きはじめた頃
最初の1~2年は、料理はほとんどさせてもらえず、料理以外の仕事がほとんどでした。
先輩方3人がストーブ前にいて、いつかご飯をつくりたいと思いながら、必死にやっていました。
そんな間でも、チーフやマスターは気にかけてくれていて、毎日声をかけてくれました。

仕込み場の奥、ドア開けたところに2口コンロがあり、パートさんが1人いて、プリンづくりをしてくれていました。パートさんがいない日は、プリンづくりは私の担当でレストランをやりながら、合間をみてプリンをつくっていました。
そんな状況でやっていたので、ミスをしたり、失敗することもあり、よく先輩方に叱られていました。
20代の後半になると、次第に料理をつくれるようになり、今思うと理不尽だなと思うこともありましたが、とても可愛がってもらい料理やプリン、ケーキをつくっていました。

チーフは仕事中、ふとした瞬間にインスピレーションが湧くようで、レストランの営業中、忙しい時でも、試作をつくってきてくれといわれることも多く、業務中にプリンの試作品をつくることもしょっちゅうありました。
新商品はそんなかたちから生まれるものが多かったです。
常日頃、いろいろ考えながら、模索しながらやられていたんだと思います。
オンリーワンの商品、ここだけしか食べられないもの、マーロウでしかたべられないものを提供する、チーフやマスターは常に言われていました。

会長(マスター)に当時言われたこと
伊藤君、この仕事のおもしろいところは、お客さんの声が直接聞けること。お客様の感想がすぐ伝わってくるところがおもしろいんだと、厨房にいてお客様からの話し、料理や店の感想がすぐ聞ける。
お客様の声をすぐ活かしていくんだ。お客様によろこんでいただけるものをつくる。
折角ご来店いただいたお客様に満足いただけるものを提供すること、期待のちょっと上を目指して頑張る。

マリーナ店の時でも、カフェと思われて来られるお客様に対して、こんなもんだと思われる食事は出したくないと思っています。
召し上がっていただいたお客様が、やられたと思ってもらえるような料理づくりをしていきたいと思っています。
つくるがわにとっては、毎日100食作っているかもしれないが、お客さま1人1人にしてみれば、一つ一つの大切な料理 1食1食に心を込めて、満足のいくものを提供していきたいと思っています。
お仕事のやりがい、また大変なところを教えてください。

お仕事のやりがい、また大変なところを教えてください。

働き始めた20代の頃から、大変だと感じたことはあまりありませんでした。
働く条件とか環境とかは今と比べると、勤務時間が長かったり、休みがあまり取れない期間があったりもしましたが、好きな仕事をしていることへの家族の支えもあり、理解もしてくれていた。応援もしてくれました。

何も分からず、この業界に飛び込みましたが、料理のこと、野菜の事、食材のこと、いろんなことを学ばさせていただきました。
こんな食べ方があるのか?こんな調理の方法があるのか?など、いろいろなことを学べました。それだけ充実もしていたし、やらなきゃいけない状況でもありました。
何もかもが整備されている状況だとかえってどうなんでしょうか?
と思う時もあります。
マーロウの料理の魅力とは?

マーロウの料理の魅力とは?

良い意味で、教科書どおりの料理ではないかと思います。
よく言われたのは、5感を研ぎ澄ますこと。何かを感じ、誰も思いつかないようなことを目指す。
料理も思わずのところから、メニューができあがったりする。まずはやってみよう。
今にも通じていると感じます。

チーフはいつも見てくれていました。
仕事のやり方を親切丁寧教わるというより、見て覚える。一度言ったことは何度も聞けない。ただ寄り添ってくれていました。何十年も一緒にいたから、マスター、チーフのイズムは体で感じています。
マスター、チーフ、男の私が言うのも何ですが、格好がいい。憧れました。
マーロウの看板をしょっていてある意味、強気、自分たちの考えを押し通す。信念を通す。お客様や他いろんな人に、いろんなことを言われることがありましたが、自分たちの信念をしっかりと持ってやっていました。
そんな中から生まれていく、ダイナミックな料理、他では味わえないオンリーワンの料理を、私自身もこれからも目指していきたいですね。
最後に、求職者の方へのメッセージを教えてください。

最後に、求職者の方へのメッセージを教えてください。

仕事をしている中、大変だと感じるときが必ずあると思う。
気持ちの部分が大きいと思う。
ひとつひとつの山を登る気持ち、もうひとふんばりしなくちゃいけない時もあると思います。
その先に見える景色が必ずあると思うので、若い人たちがそれを感じられるように後押ししていきたいと思います。

一緒に働く仲間たち、この人のために頑張る。みんなのために頑張ろう。そういう気持ちになれるかどうか?
スッと手を差し伸べられる人になってほしい。一緒にこの人と仕事がしたいなと思ってもらえるような。
仲間やまわりの人が困っているとき、しらんぷりをしないで、手を差し伸べられるか?
そんな気持ちでやっていたら、あなたが困っている時に誰かが手を差し伸べてくれると思う。
結局は人なんだと思う。人に感謝の気持ちを持って日々の積み重ねを大事にしてほしいと思います。

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